新刊本について行われることが多い
書評とは、一般的に、刊行された書物を読者に紹介する目的で論評や感想などを記す文芸評論の一形式のことだそうです。古典的概念に加えて、現在では、正規の文字表現として定めないままに、書評としての内容を持って出される口頭のコメント、主としてテレビ、ラジオなどで行われるものなども、二次的概念としてこれに含む場合が多いのだそうです。
通常はいわゆる新刊本について行われることが多く、読者の書籍選びにあたって参考に供する意味を持っています。新聞という大衆向けメディアにおける新刊・新作紹介をその淵源としているようですが、最近では新聞のみに限らず、雑誌、テレビ、ラジオ、インターネットなどさまざまな媒体を通してもまた書評が行われていることが多いそうです。
販売促進の一手段
内容的には、書物の紹介と内容に対する論評とが共存しているところに、特徴があるようです。一般の文芸評論のように論評にのみ偏っているものは、通常は書評とは呼ばれないのだそうです。ただしいわゆる新刊紹介と書評が区別される境界線もまた、この内容に対する論評の部分に存しており、筆者の独自の見解を示しつつ読者を書物の世界に誘いこむ不思議な文学形式であるということができるのだとか。
優れた書評文はそれ自身が独立して鑑賞するに足る作品であることが多いとのことです。メディアとしては、書評を単なる新刊紹介、場合によっては販売促進の一手段という程度としか考えていないのに対し、書評家には書評そのものをひとつの芸の見せ場として考えている人が少なくないところからきている部分もあるようです。
近頃多く見かけるものですが、書評とはあまり関係のない有名人や、芸能人のうちで本好きな人を起用し、「何某がおすすめの本」という観点から販売促進をねらうこともあるようです。写真や短文と共に、オススメされていることが多いようです。
読んだ本について感想、意見
また、書評サイトとしては、誰もが情報発信できるインターネットにおいては、これまでにない書評の書き手が大量に生まれることになってきているようです。「本を読んでその感想を書く」という行為自体は、学校教育で必ず課される読書感想文と同じことです。個人サイトの主要コンテンツとして多くの人々が取り入れやすいものであります。
日本では、身辺のよしなごとを書くウェブ日記とほとんど重なるものとなったブログの多くも、「読んだ本について書いたもの」が少なくありません。書評と思っているかどうかは分かりませんが、読んだ本について感想、意見などを書く場合には書評となるようです。
またインターネット書店も、販売している書籍それぞれに、読者が感想を書けるレビュー機能を盛り込んだことから、素人によるネット書評は、量的に爆発的に拡大したのみならず、書籍の売れ行きを左右する力をも少なからず持つようになった来ているのだそうです。プロの目ではない書評は読む側としてはとても参考になります。